Message

Message 先輩職員からのメッセージ

診療看護師としての
自覚と誇りを胸に
日々の業務に取り組んでいます。

スペシャリスト

診療看護師
Aさん(2003年入職)
Message 先輩職員からのメッセージ

Q1.看護師を目指した理由

父親が事故に遭ったり、同居する祖母の体調が安定しなかったりと、小さい頃から親族が入退院を繰り返す姿を間近で見てきました。そのような経験から、いつか医療関係の仕事に就きたいと考えるようになりました。

Q2.福島労災病院に入職を決めた理由

学生時代にイギリスへ留学したことを機に、ロンドンで看護師として働いていましたが、家庭の事情で日本に帰国することになりました。日本の看護師免許を取得するため通っていた学校は附属病院があり、卒業生の半数はそこに入職するのですが、私は知ってる人があまりいない病院に勤務した方が、よりさまざまなことを吸収できて自分にとっては良い環境なのではないかと考えたこと、また看護師としてより多くの経験を積みたいと考え、急性期病院で働きたいと思っていたこともあり、当院に入職を決めました。

Q3.現在の業務内容について

看護部に所属し、診療看護師として今はフリーで動いています。メインは外科の病棟で入院から外来患者の処置や指導、特定行為のほか、手術後の患者の管理、処置や薬剤の臨時投与、手術の介助などを行っています。また呼び出しがあれば内科で末梢の採血をしに行くこともあります。

Q4.診療看護師を取得した理由

管理者研修を受けた際に、イギリスのNP※と同等の診療看護師という資格があることを知りました。労災病院に勤務をはじめた頃は、師長補佐として勤務しましたが、当時は医師不足が今よりも深刻で、外科の医師も休みなく働いていました。そんな姿を見て、自分の過去の経験を活かして何かできることはないかと思っていたことや、医師の処置を看護師ができれば患者さんも処置を待たなくて良いうえ、看護師の仕事も円滑に進むと考え取得することを決めました。

※ナースプラクティショナーの略で、高い基準のケアを提供できる看護師のこと

Q5.福島労災病院の魅力

患者の清潔ケアも手を抜かずにやろうという意識があるなど、基本的なケアがしっかりしていると感じています。また、診療看護師の資格を取得するために大学院に通うことを決めた際には、夜勤がない外来に異動させてもらったほか、授業がある日は出張という形で出勤扱いにしていただくなど、勉学に集中できる環境を整えてもらいました。やりたいことを全力でサポートし、叶えてくれる環境があるところも魅力に感じています。仕事面でも、長年勤続している人が多いので他部署でも顔が見える関係が築けており、コミュニケーションが取りやすく、仕事が円滑に進むことも当院の大きな強みだと考えています。

看護師を目指した理由

Q6.心がけていることや大切にしていること

大学院に通っていた際に、教授に「診療看護師となって自分ができることが増えたとしても医師になったわけではない。おごることなく1年目の看護師にも頭を下げられるような人になりなさい」と教えられました。診療看護師として処置を行う際、点滴一つを出すにしてもいろいろな理由を考えて出さなければならないことを知り、医師の大変さに気づくこともできました。一つ一つの処置をきちんと理解し安全に実施するため、今まで以上に気を引き締めて業務にあたることを心がけています。

Q7.仕事のやりがい

急性期病院は患者さんの入院に携わるだけでなく、退院後やその家族ともフレキシブルに関われることに楽しさを見出してきました。現在は診療看護師としてフリーで動いているので、自身で患者さんに介入が必要だと感じた時には自由に動くことができます。侵襲的な処置は怖いと感じることもありますが、うまくいったときには達成感を得られ、自身のやりがいになっています。

Q8.看護師に向いている人物像

さまざまなことに挑戦したいという人や、学ぶ意欲のある人、向上心がある人は向いていると思います。看護師は自身も学びながら医師とともに治療をし、患者さんの生活までサポートできるやりがいのある仕事です。看護師としてのプライドを持って働いていきたいという思いのある人はきっと活躍できると思います。

Q9.今後の目標

診療看護師という資格があることをもっと広く認知してもらい、1人でも多くの看護師に挑戦してほしいと思っています。また今後は若手の育成にも力を入れて、やらされているのではなく、自発的に行動できる看護師を育てていきたいと考えています。そのために、自分にできることがあれば積極的にやっていきたいですし、自分自身も楽しく生き生きと働く姿を見せて、自発的な行動を促せるよう励みたいと思います。

看護師を目指した理由
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