当院では2005年4月よりNutrition Support Team（NST：栄養サポートチーム）の活動を開始いたしました。すべての入院患者の栄養スクリーニングを行うとともに、よりよい栄養ケアを目指して医師、管理栄養士、看護師、薬剤師、検査技師、理学療法士、作業療法士、医療ソーシャルワーカー、事務などの多職種が関わり定期的に活動を行っています。
2007年7月1日により充実した内容でNST活動を行うことを目指し、「栄養サポートセンター」を開設いたしました。

NSTの構成メンバー：医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、作業療法士、理学療法士、医療ソーシャルワーカー、事務、管理栄養士。
NST介入はコンサルテーション型とし、食欲低下や体重減少を認める、胃瘻造設や経管栄養を必要とするなど、栄養サポートが必要な患者さんについてNST回診を行っています。
診療科別では消化器科、外科の介入数が多く、悪性疾患の方への介入の割合が高いです。

①学会認定
2005年10月：「NST稼働施設認定」を日本臨床栄養代謝学会（旧　日本静脈経腸栄養学会）(JSPEN) より認定。
2006年1月：「栄養サポートチーム専門療法士認定教育施設」を日本臨床栄養代謝学会（旧　日本静脈経腸栄養学会）(JSPEN) より認定。
2006年9月～2022年8月：「NST稼働施設」を日本栄養療法推進協議会(JCNT)より認定。

②NST専門療法士実地修練
2007年よりNST専門療法士の実地修練の実習の受け入れを開始しました。2011年より諸般の事情により一時中止しましたが、2015年より再開しております。
2020、2021年は新型コロナ感染症の影響もあり一時休止といたしました。
計40時間の実習が必要であり5日間の日程（分割）で実習を行っています。
当院では4名が資格を保持しています。