文字サイズ
背景色
初診:平日8時15分~11時 / 再診:平日(原則予約制)
休診日:土・日、祝日、年末年始
TEL 0246-26-1111
トップ病院紹介 > 院長挨拶

院長挨拶

院長  齋藤 清2021年4月に院長に就任させていただきました。これまで院長代理として病院を支えてこられた武藤 淳先生はじめ、病院の医師やスタッフ、事務など全職員と共に、「地域に根ざし、患者さんに寄り添い、質の高い安心・納得していただける医療」を目指してまいります。

当院は地域における基幹病院であり、二次救急も担当する中核病院として医療体制の充実に務めてきました。がん診療の拠点病院として長い実績があり、がんの診断や治療(内視鏡治療、手術、抗がん剤治療、放射線治療)のみでなく、治療と就労の両立支援、終末期の緩和ケアや在宅医療への橋渡しまで、総合的ながん診療により患者さんが地域内で最期までご家族と共に暮らしていけるように支援しています。また当院では、消化器内科医と外科医が連携して治療にあたる消化器病センター、呼吸器内科医と外科医の連携する呼吸器疾患センター、整形外科医とリハビリテーションスタッフが協力してケアする運動器疾患センター、循環器内科医とME(臨床工学士)や検査技師が先進医療機器を用いて対応する心臓救急疾患など、診療科の枠を越えた診療連携体制と医師およびメディカルスタッフによる院内の連携体制が特色です。労災病院として、廃炉に携わる方を含めた働く人の健康維持と治療を受けながらの就労を支援し、新型コロナウイルス感染にも積極的に対応してきました。
これからも、いわき地域に居住される多くの皆様のために、地域包括ケア病棟も活用して、高齢者がさらに増える将来を考えた地域医療を提供します。また、働き方改革へ対応した働きやすい、働きがいのある職場づくりや、若手医師の教育を重視して専攻医(後期研修医)を受け入れ、初期臨床研修医を確保して、地域を支える医療人の育成に取り組みます。

私の専門は脳神経外科ですので(略歴については脳神経外科医師紹介をご参照ください)、脳卒中や脳腫瘍を中心に脳神経外科医療の発展にも務めます。1980年に名古屋大学医学部を卒業後し名古屋で仕事しておりましたが、縁あって2009年1月から福島に移住しました。東日本大震災・原発事故も経験しましたが福島が大好きで、福島労災病院でいわきおよび福島のために仕事を続けることができ、大変ありがたく感謝しています。

患者さんのため、職員のため、地域のために、全力で頑張ります。引き続き福島労災病院へのご指示、ご支援、ご鞭撻を、どうぞよろしくお願いいたします。


令和3年4月
福島労災病院
院長  齋藤 清